大規模修繕工事を成功に終わらせるためには最後の竣工検査でのチェック体制が重要

大規模修繕工事が最終工程を終えた時点で、工事が計画どおりの内容で適切におこなわれたか確認するための施工検査をおこないます。竣工検査には、理事や修繕委員、管理組合の有志が立ち会って問題があれば、補修工事を要求するなど厳格な姿勢で臨みましょう。

竣工検査

エ事が一通り完了した時点でまず、施工会社による社内検査がおこなわれます。続いて監理者検査がおこなわわれ、管理組合もこれに立ち会います。

外壁やバルコニーなどは、足場解体前でないと検査をおこなうことができないため工事の進行に合わせ順次検査をおこなうことになります。

設計監理方式の場合には、監理会社による検査がおこなわれるので安心ですが、責任施工方式の場合には、理事会と修繕委員会のメンバーが、施工会社から説明を受けながら、仕様書のとおりにできあがっているか十分に確認をおこなう必要があります。

心配な場合には、第三者の専門家に竣工検査への立ち会いを依頼するのも良いでしょう。

専有部分や共用部分の細部などは、組合員に住人アンケートを配布し、不具合箇所について指摘をあげてもらいます。多くの目で確認した方が工事の不備を発見しやすいからです。
アンケート調査票を全戸に配り、工事が不適切と思われる個所について、それぞれに回答してもらいます。アンケートを実施すると、ほとんどの居住者が何らかの不具合の指摘があるでしょう。

この竣工検査の結果をもとに施工会社は手直しや補修をおこなうことになります。

大規模修繕工事も終盤に差し掛かると見違えるようにキレイになったと感じても、近くで見ると仕上げの状況や塗料の飛散などいろいろな不備に気がつきます。大規模修繕工事を成功に終わらせるためにも最後の竣工検査でのチェック体制が重要になります。