鉄部塗装工事

鉄部の防錆・美装を目的とした塗替え工事。計画修繕工事では最も短い周期で繰返し行われ、通常の地域では修繕周期 は5~6年程度です。ただし対象部位の海辺地域といった環境条件によつて実際に塗り替えを必要とする時期は早まります。鉄部の塗装表面にチョーキング現象が見られるようであれば、塗り替えの時期と判断します。

対象箇所

鉄部塗装工事の対象は、手すり、鉄骨階段、面格子、扉、物干金物、垂直避難口、竪樋支持金物、テレビアンテナ支持金物、消火栓箱、配線管、制御盤、分電盤等の盤類、照明器具などです。

塗装工程(ケレン→下塗り→中塗→上塗りの4工程

塗装の工程は、まず既存の鉄部塗装面の錆や汚れを取り除き、表面を清掃する素地調整作業(ケレン)をおこないます。ケレンは、付着物をワイヤーブラシや研磨紙(サンドペーパー)等で除去し既存塗膜は電動工具(ディスクグラインダー)や薬品(剥離剤)を用いて完全に取り除きます。

塗装工程は前述の素地調整の後、下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りが一般的で、下塗りとして錆止め塗装(防錆性能に特化した塗料を使用)を行い、仕上げ塗装として中塗りと上塗りの手順で行います。仕上げ塗装には、一般にポリウレタン樹脂塗料やアクリルシリコン樹脂塗料が用いられています。

鉄部塗装工事の仕様を決定する上では、適用部位や既存塗膜と新規塗料との相性等を考慮する必要があります。

作時の注意点

工程や塗料の選択も大事ですが、それ以前に施工環境も大きな要素であり、気温が五度以下、降雨、強風といった条件では、塗謨の剥れ・ふくれといった結果になりやすいためを招くため原則として施工は避けます。

前の記事

仮設工事

次の記事

屋上防水工事