大規模修繕工事におけるプロポーザル方式とは、建物や施設などの大規模修繕工事を行う際に、複数の業者に対して提案書（プロポーザル）を提出してもらい、その中から最も適した業者を選定する方法です。
この方式では、発注者が工事内容や要求仕様を明確に定めた上で、業者に対して参加資格や提出書類、審査基準、工期、報酬などを明示して募集を行います。業者は提案書によって自社の技術や施工力、コスト削減などのアイデアをアピールし、発注者はその中から最も適切な業者を選定します。
プロポーザル方式は、発注者にとって最も効率的な業者選定方法であり、業者にとっても提案書作成によるアピールの場を得ることができます。ただし、提案書作成にはコストや時間がかかるため、業者にとっては参入障壁が高くなる場合もあります。